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コロナ禍再開した海外フェスティバルに思う

新型コロナウイルスが世界中に飛散した2020年。日本に比べて圧倒的な感染者数を記録したアメリカやイギリスは一方で早々にワクチン開発に乗り出し、昨年末には主要な製薬会社各社から臨床試験済みのワクチンが生まれた。バイデン大統領がファイザー製のワクチンを接種、世界にいち早くアピールしたのは12月のクリスマス前だった。そこから半年以上が経過、アメリカ全国民の6割が接種済み、カナダ、フランス、イギリスが7割接種済みが現状のようだ。イギリスのジョンソン首相は7月19日から経済再開と宣言、マスクを外していいと伝えた直後感染者が1日2万人に再増加、サッカー場含め感染者増加を危惧して再び手綱を締めている。アメリカはマイアミのコンサートでワクチン接種者対象にチケットを割引したり、接種率の低い州で接種者対象に現金が当選する抽選会を行ったりと躍起だったが、この2か月で本格的にライブやフェスが再開してきた。フー・ファイターズはマジソンスクエアガーデンをフルキャパシティで動員したり、先日はシカゴでロラパルーザが行われたり、今月はセントラルパークで「コロナからの解放」を記念する屋外イベントが予定されたり、状況が好転したかのように思える。一方で10月を境に主要プロモーターのAEGやライブネイションがライブやフェス参加における原則ルールを適用することにした。それは「接種終了の証拠、いわゆるワクチンパスポートもしくは公演日の72時間以内に陰性であることを示す証明書いずれかを提出すること」だそうだ。確かにわかりやすいルールだし、徹底している。ただ、上記のセントラルパークのイベントについては、未接種者と接種者のどちらも入場可能だが、エリアを分けており、未接種者はマスク着用がマストだということだ。ということは接種者はマスクを着用せずとも入場しライブ参加可能ということになる。秋の原則ルールからはマスクに対する考え方はどうなるのだろうか。これまで海外出張の時は喉を守る目的で機内にマスクで搭乗することがほとんどだったが、アジアはさておき欧米行きの機内で白いマスクをすると若干冷めた目つきで見られたものだった。後日、欧米では特にマスク着用=病人というイメージが強いのだと教えられた。で、コロナ禍の現在、世界中の人々がマスクをしている。でもそれはやむなく着用しているだけで、不要ならすぐにでも外したいのだろう、特に欧米人は。

だからこそ、原則ルールにマスク着用の義務を記載するのは大切だと思うのだ。デルタ株は2度のワクチン接種でも重症化する可能性があるようだから、3度目のブースター接種が必要だとか、諸説あるが、要はマスクは当面しておいた方が安全だということだろう。欧米フェスの再開は望ましいし、興行界にとっても積極的に進めたいところだが、オーディエンスへのマスク着用説得は当分続くことになるだろう。それにひきかえ、日本人のマスク着用率の高いこと。そもそもマスクに対する慣れがあった我々には、コロナの世の中でも比較的感染防護しながら生活することが可能ということだろう。おそらくは日本のコンサートやフェスでのマスク着用は来年も、もしかすると再来年も継続されるのではないか。その分飲食はおろかアルコールを出さないフェスも当面続くのかもしれない。うーん、微妙ではあるが、しようがない。いつまで続くやら、この状態。

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