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健康について

更新日:2021年6月11日

海外で一番困るのは、何と言っても病気になったときだろう。幸いにも僕はかつてアメリカに住んでいた時や、海外旅行や出張中に思い病に罹ったことはなく、風邪程度で済んでいる。風邪なら現地の風邪薬を飲んで安静していればなんとかなる。でも、骨折や外傷、そして内臓や脳神経系の病気だったら、現地の医師や病院に行き対応してもらわないといけない。更に、入院なんてことになったら言葉の問題や処方箋、医療費や入院費のことが脳裏をよぎる。日本は国民皆保険により、一般の労働者および配偶者は医療費全額の3割負担で済む。果たして海外はというと、アジア各国は強制保険や任意保険が国民に適用されている国と地域が多いが、3割以上の負担を強いる国も結構多い。少し古いデータなので若干の誤差があるかもしれないが、私がウェブで調べたところでは、本人自己負担が3割で収まっているのは日本以外では台湾と韓国だけで、それ以外の国の負担率は3割以上。中国では6割、フィリピンとベトナムで7割、インドに至っては7.5割と大幅な負担を本人が強いられる。

エリアを全世界に拡大すればアメリカなどそもそも受給資格のない人は保険対象外となっている。救急車を呼ぶだけで10万円以上かかってしまうし、盲腸の手術と数日入院するだけで300万円も払わないといけないありさま。イギリスは、プレディみかこさんの著書にも書いてあるよう、指定された医者の予約を取らないと診察してもらえず、予約を取るにも電話がつながらず、やっとつながっても数週間後の予約を取るので精一杯という始末。

いかに日本の医療制度が世界的にも充実しているか、よくわかる。でもその背景には医療従事者の皆さんの多大な貢献があるのだ。海外でハードな仕事をしていると、ときには病気やケガがつきもの。そのためにも海外渡航の際には、海外保険にはしっかり入っておこう。そして、いざ体調を壊したときになるべく安心できる病院や医師を紹介してもらえるよう、その国の医師、病院リストを事前に下調べしておく。健康第一。


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