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食の話は尽きず

今日は海外の料理について意見を述べたいと思う。かつて、僕はその国の料理はその国で食べる味が一番だと思ってきた。イタリアンならイタリア。フレンチならフランス。中華なら中国。和食は日本だろうと、当然のことのように思ってきた。しかし、時間の経過とともに、僕の意見にも経年変化が起こってきたのだ。そもそも味の良しあしは誰を主体とした判断なのか。この1点がとても大きいのである。かつて中国の成都に出張で初めて訪れたとき、仕事が終わってからのディナーに僕はとてもワクワクしていた。そもそも中華料理が大好きなのだが、四川料理には格別な思い入れがあった。回鍋肉、担々麺、麻婆豆腐など僕の大好物な中華は、ほとんどがフロム四川省なのだ。さて、いざ円卓に着いて乾杯すると、どんどん運ばれてくる大皿料理の数々。程なくすると、色彩豊かな料理に交じって、どう見てもまごうことなき回鍋肉と麻婆豆腐。辛いのは当初から覚悟していたが、いざ食べると、やはり辛い。それでも食は進み、ビールは何本も空いていく。ただ、本格的な味には違いないのだが、帰国後日本で食べた回鍋肉も麻婆豆腐も、これはこれで旨いのだ。結局、美味と感じるかどうかは、その国の人々の味覚に基づくのだなあとつくづく思った。中華でもう少し語ると、日本でしか食べられない中華料理、それは天津飯や中華丼(天津甘栗もだ)など日本的中華料理は、日本人が好みそうな味付けや具材でもって調理した品々である。これをえせ中華として撥ね返すつもりは毛頭ない。逆に日本人ならではの加工料理として発想力に脱帽する。こうした日本オリジナル中華は、中国本土では全く評価されないかもしれないが、やはり味の判断は食す国の人々によるものなのだ。和食が海外で加工、オリジナル化された例としては、アメリカのカリフォルニアロールがある。海苔巻きを外側でなく内側で巻いた、これも斬新なアメリカ人による発想のオリジナル寿司である。アメリカに住んでいた頃、僕は当初毛嫌いしていたのだが、ある日スーパーで試したくなったので購入、食べてみたら、なかなかいけるので、こういうものとして認めざるを得なかった。食べ物の話は尽きないのである。


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