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30代ニューヨーク生活のひとこま

  • naokinoutworks
  • 2021年5月31日
  • 読了時間: 2分

海外に行って数日経つと日本食が恋しくなる。さすがに2泊3日しかもアジアでは、炒飯もお粥もあるしジャパニーズシックにはならないが、4泊6日以上の欧米出張だとコメが欲しくなる。大学の交換留学でミズーリ州の大学寮に1年間滞在したときは、若さゆえか寮のラザニアやバーガーをたらふく食っていた。企業留学でニューヨークに1年いたときは、朝以外はなるべくライスを食べていた気がする。大学付近のデリでたまにピザやバーガーを食べる以外、ほぼ毎日中華かコリアン料理を店内で食べるかテイクアウトしていた。英語力が錆びついていた僕は、本格的な授業を受ける前に1か月ほど英語クラスを受けていた。そこには数名の日本人もおり、旦那の転勤でニューヨークに滞在、せっかくなのでその機会を活かし英語を磨く主婦や、いわゆる僕のような企業留学でMBA取得に来たサラリーマンなどが熱心に学習していた。なかでも僕の目を引いたのは、歳の頃40代でエイブと名乗っていた男性だった。なんでも彼はアブラハム・リンカーンに偉大な影響を受けたので、自分にそのニックネームを付けあやかろうとしていたようだ。

日本人同士ほどなく集まるようになり、授業の前後に彼ともパーソナルな話をするようになった。住まいはフラットアイアンビル向かいのアパートメントで、独身ということだった。

そして時期が夏だったのか、最近はよく家で冷や麦そばを作って食べていると彼が話したのを記憶している。30歳ちょっとの僕には、ご飯があれば食生活は満ち足りたものになったが、冷や麦と聞いて、なんと贅沢な!と羨んだ。50代半ばのいま、ニューヨークに半年から1年以上滞在することになったら、冷や麦を欲する気持ちは贅沢でもなんでもなく、心身を充実させるために必要な食生活として納得できる。そのくらい、その人間に染み付いた祖国や故郷の食事は深く根付いているのだ。とはいえ、普通の日本食をレストランで食べるとチップを含め結構な値段になるので、ニューヨークではダウンタウンにあるサンライズマートという日系食品店に行き3個入りひとパック4ドル近い納豆(日本の4倍!)やシーチキンを買って納豆ご飯やシーチキンパスタを夕食にしていた、寂しい思い出がある(笑)

 
 
 

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